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:2010:01/20/08:36 ++ 刺し網漁
中学生の頃を最後に、刺し網漁には出たことが無く、35年ぶりぐらいでしょうか。その頃は遠くに行かなくても川の葦が密集している所を網でかこい、竹で水面を叩いて驚かせて網に追い込む簡単な漁でした。
現在はフナの魚影自体も少なくなり、10キロほど船で走った場所まで行かないと獲れず、しかも30メートルの網にフナ1枚以下の確率らしいです。
出雲地方の冬の風物詩は色々ありますが、中でもフナ刺しは地元の、特に酒飲みには無くてはならない極上のつまみで、夕方になれば、酒の肴にフナ刺しを求めてスーパーや魚屋に向かいます。
このフナ刺しは、出雲地方のどこでも食べるか?と言うと、そうでもありません。宍道湖と神西湖二つの汽水湖、またはそこに注ぐ川の、塩分がある場所で捕れたフナのみ、臭みも無く、脂が乗り、甘いのです。奥出雲のきれいな水で育ったそれの方が美味しいような気がしますが、奥出雲の人はほとんどフナは食べません。きっと汽水湖の塩分が、川魚独特の臭みを消しているのでしょう。
川魚と聞いただけで、食べれないと言う人がたくさんいますが、このフナだけは、(一口でも食べてから言って)と言う気になります。
まだ試していない方は、今の寒の内がお勧めですよ。
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